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乾癬治療は自己管理も大切 薬の進歩生かすため

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乾癬治療は自己管理も大切 薬の進歩生かすため

 皮膚が炎症で盛り上がり、表面がぼろぼろはがれ落ちる「乾癬(かんせん)」は、命に関わることはないが根治が難しい病気だ。詳しい原因は分かっていないが、炎症のメカニズムに働く新しい薬の開発で治療の選択肢が広がり、根気よく治療すれば良好な皮膚の状態を取り戻せるケースが増えた。専門家は、進歩した薬剤の効果を生かすには、食事や生活を改善することも大切だと指摘している。

 ◆生活の質が悪化

 大槻マミ太郎自治医大教授(皮膚科学)によると、乾癬の典型的な症状では皮膚が分厚くなり、表皮の細胞が生まれてからはがれ落ちるまでの周期が5分の1以下に短くなる。皮膚は表面が白く乾いてはがれ落ち、外見に病気の特徴が目立つため患者の多くは外出を控えたり、温泉や運動施設を避けるようになったりする。

 2014年に世界保健機関(WHO)が「乾癬は伝染しない」との総会決議を採択したのも、見た目から「うつるのではないか」という誤解を受けやすいからだ。患者の生活の質を心身にわたって悪化させ、引きこもりや鬱病につながることも多いという。

 ◆新しい選択肢

 皮膚症状が中心の「尋常性乾癬」は、患者の9割を占める。これには、以前からの治療法が大きく分けて3つある。

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