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「仏壇」が子供の情操に好影響 保有率低下の一方注目される効能

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「仏壇」が子供の情操に好影響 保有率低下の一方注目される効能

優しい子に

 仏壇参りと子供たちの「優しさ」の関係性を調査した面白いデータがある。

 線香や香の老舗である「日本香堂」(東京都)は昨年、“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さんの指導・監修で「子ども達の『供養経験』と『やさしさ』の関係性」を調査した。

 12歳から18歳の男女約1200人を、仏壇参りを「毎回」「時々」「しない」の3つのグループに分けて、他者への優しさに対する比較を行ったところ、明確な差が見られた。

 例えば、「誰かが悩みを話すとき『そんなこと知らない』とは思わない」という子供は「毎回」のグループでは56・6%なのに対して、「しない」のグループでは43・9%しかいなかった。「誰かが困っているとき、その人のためにそばにいたい」とする子供が「毎回」では45・6%いたのに対し、「しない」では33・2%と10ポイント以上もの差が開いた。

 仏壇業者らでつくる全日本宗教用具協同組合(全宗協)で広報担当をしている保志康徳さんは、「仏壇は心の文化や祈りの文化を継承する役割を担ってきた。仏壇に手を合わせるということが、感謝の気持ちを増幅したり、見えないものに対して畏敬の念を持ったりといった点で、いい方向に影響しているのではないか」とみている。(『終活読本ソナエ』2016年冬号に詳細を掲載)

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