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「ガンマナイフ」利用で三叉神経痛治療 痛み消え高齢者のQOL改善へ

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「ガンマナイフ」利用で三叉神経痛治療 痛み消え高齢者のQOL改善へ

 顔面に突き刺すような痛みが走る三叉(さんさ)神経痛の治療に、放射線の一種、ガンマ線をピンポイントに照射する「ガンマナイフ」の使用が昨年7月に保険診療で認められ、普及が進んでいる。ガンマナイフを使った治療は、これまでは脳の奥深くの腫瘍などが対象だったが、神経痛など脳の機能障害を改善する治療にも十分に有効であることが明らかになってきたからだ。全身麻酔による開頭手術や内服薬による治療が困難な高齢者らにとって、有力な手段となりそうだ。(坂口至徳)

0・1ミリ単位

 ガンマナイフは、装置内の約200個の線源から発するガンマ線を一点に収束して照射することで強いエネルギーを病巣にだけ当てて壊死(えし)させたり、機能を抑えたりする。1個の線源から発せられるガンマ線のエネルギーは低いので、病巣の周囲の脳細胞などに対してはほとんど影響が出ないのが利点だ。ただ、照射の範囲がごく小さいので、ずれないように患者の頭部にフレームを装着して固定したうえ、あらかじめMRI(磁気共鳴画像装置)などで病巣の位置を正確に測定し、それにぴったり合わせて照射する精度の高さがカギとなる。

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