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【乳がんと闘う】乳房再建術はここまできた! 人工乳房、インプラントも保険適用 メリットとリスクは?

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【乳がんと闘う】
乳房再建術はここまできた! 人工乳房、インプラントも保険適用 メリットとリスクは?

自家組織よりも体への負担少なく

 人工乳房による再建のステップはまず、大胸筋の下に皮膚を伸ばすためのティッシュエキスパンダーと呼ばれる組織拡張器を入れ、生理食塩水を注入して胸を膨らませる。その状態で8カ月程度かけて皮膚を伸ばした後、エキスパンダーとインプラントを入れ替える=イラスト参照

 メリットは自家組織での再建に比べ、体への負担が大幅に少ないこと。がんが局所再発した場合にも皮膚や大胸筋にできるため、大胸筋の下に入れるインプラントがエコーなどの検診に支障をきたすことはない。

技術の差大きく

 ただ、感染症や血腫などの合併症が起きるリスクはある。日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(JOPBS)のまとめによると26年には、エキスパンダー挿入中の合併症が4750例中312例、インプラントでは4254例中89例あった。

 岩平院長は「早期に対応すれば合併症の重症化は防げる。異常を感じたらすぐに専門医を受診することが大切」と話す。

 保険が適用されてから日が浅く、医療機関による技術やアフターケアには差があることも課題の一つだ。岩平院長は「医師も患者も『再建して終わり』ということではなく、長期的に考え、フォローできる姿勢を持つことが必要」と訴えている。

 JOPBSのホームページでは、治療のガイドラインや学会の認定施設、認定医を確認できる。

手術後のサポート下着も充実

 乳がんの手術後につける専用のブラジャーも充実してきた。手術直後は胸が動くことで起きる内出血などを防ぐため、乳房を固定し、激しい運動などを避ける必要がある。

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