産経ニュース

【話の肖像画】現代アーティスト・小松美羽(1)大英博物館所蔵に「ドッキリか」

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【話の肖像画】
現代アーティスト・小松美羽(1)大英博物館所蔵に「ドッキリか」

(野村成次撮影) (野村成次撮影)

 〈10月から自作が所蔵、展示されたロンドンの大英博物館は世界の文化的作品を約800万点所蔵、年間来場者数も670万人を誇る。30歳(当時)という若さでの所蔵は極めて異例だ〉

 9月にご連絡をいただいたときは「ドッキリか?」と思ったぐらいに驚きました。すごい場所に作品が所蔵、展示されたことで、未熟だった自分が強くなれたような気がします。

 〈5月に英国で開かれた「ガーデニングのアカデミーショー」とされる「チェルシーフラワーショー」でゴールドメダルを獲得した石原和幸さんの「江戸の庭」に展示したことがきっかけになった〉

 その後も作品を英国で飾りたいと在英日本大使館の浅利秀樹公使にご相談したんです。公使は「大英博物館のキュレーター(管理責任者)を知っているので作品を紹介しますよ」とおっしゃってくださいました。「まさか…」と思いましたが、公使は「夢は大きく持ちましょう」と。それが本当に実現して感謝しています。

 〈作品は2頭の狛犬(こまいぬ)で構成され、佐賀県に伝わる有田焼で造形したうえに金色の角と瞳、黒の体毛、1頭は赤、1頭は青で模様がそれぞれ描かれ、動きのある独創的な作品だ〉

 「江戸の庭」に置くので日本の神社にある守り神の狛犬がいいと思って作りました。狛犬はエジプトからインド、中国などいろんな国を通って日本に伝来しました。その意味で狛犬は国境を越えて日本の伝統文化を伝えると同時に、世界の守り神になってくれる気がしたんです。

続きを読む

「ライフ」のランキング