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「渡米心臓移植」が高額化 沖縄の1歳女児が募金呼びかけ 今後も待機者増見込まれ

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「渡米心臓移植」が高額化 沖縄の1歳女児が募金呼びかけ 今後も待機者増見込まれ

米国での心臓移植をめざす翁長希羽(おなが・のあ)ちゃん(家族提供)

 生後間もなく心臓に異常が見つかり、移植以外に助かる道がない女児(1)の父親(39)が7日、厚生労働省で会見し、米国での移植に向けた募金に協力を呼びかけた。目標額は3億2千万円で、支援団体によると、同種の募金活動としては過去最高額という。国内では今年、移植を受けるまで装着する小児用の補助人工心臓が保険適用された。しかし、国内の臓器提供者は少なく、海外移植は増加が見込まれる。

 米国で心臓移植を目指すのは、沖縄県浦添市の翁長希羽(のあ)ちゃん。拡張型心筋症のため、今年4月に小児用の補助人工心臓を装着。国内で移植を待つが、装着から8カ月余りたち、感染症や血栓などのリスクも増すことから、米コロンビア大での移植をめざす。9月から沖縄県や入院先の熊本県で募金を呼びかけ約2億5千万円が集まったが、まだ約7千万円が必要だ。

 関係者によると、これまで行われた小児の海外心臓移植の募金目標は2億円台が多い。しかし、「移植が必要な患者は自国で救う努力をすること」という流れが広がる中、海外から移植待機者を受け入れる国は減り、高額な費用を請求される例も増えている。さらに、補助人工心臓をつけて渡航するため、専用のジェット機代などの費用も上乗せとなる。

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