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【ローカルプレミアム】土偶キャラが静かなブーム…南アルプス市の「子宝の女神 ラヴィ」がグランプリに

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土偶キャラが静かなブーム…南アルプス市の「子宝の女神 ラヴィ」がグランプリに

「2015全国ドグきゃら総選挙 FINAL!」でグランプリに輝いた「子宝の女神 ラヴィ」と保阪太一さん=山梨県南アルプス市野牛島の「ふるさと文化伝承館」

 浜松市の「出世大名家康くん」がネット投票トップの愛媛の「みきゃん」を破り、1位に輝いた今年のゆるキャラグランプリ。依然、衰えないゆるキャラ人気だが、その陰で、「土偶」がモデルの「どぐキャラ」が静かなブームだ。10月に開かれた「全国どぐキャラ総選挙 FINAL!」(土偶の日運営委員会主催)では、山梨県南アルプス市の「子宝の女神 ラヴィ」がグランプリに。ユーモラスな表情に託された思いとは…。ラヴィを訪ねた。

 (中川真)

 南アルプス市野牛島にある「市ふるさと文化伝承館」。ラヴィは、多数の土偶が置かれた展示室で入館者を迎えてくれる。

 ふっくらしたお腹、それ以上に大きい顔、優しい表情の目と口が印象的だ。身体に描かれた幾何学的な模様が、土偶を思わせる。

 仕掛け人の市教育委員会文化財課の保阪太一さん(42)は「ラヴィは妊婦さんなんです」と明かす。

 モデルは、鋳物師屋(いもじや)遺跡(同市下市之瀬)で出土した円錐(えんすい)形土偶」。約5千年前の縄文中期の「ポーズ土偶」で、乳房やでべそ、左手で腹、右手で腰を押さえる姿が特徴だ。

 保阪さんは「『いのち』『祈り』への縄文人の思いが込められているのでは」と話す。

 山梨など関東、中部から全国に広がった縄文文化を象徴する土偶で、平成13年と21年のロンドン・大英博物館をはじめ、国内外の博物館に頻繁に貸し出されている。

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