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【マンスリー将棋】「こども大会」初の1万人超え

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【マンスリー将棋】
「こども大会」初の1万人超え

駒音が響きわたったテーブルマークこども大会

 今月15日、「将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会」の最終戦が東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、3648人が参加した。今年で15回目を数え、全国11地区で開催している同大会の年間総参加者は1万181人となり、初めて大台を超えた。将棋を指す子供が増えているとよくいわれてきたが、1万人超えはそれを裏付ける数字だ。少子化で将来の将棋人口減が懸念されるなか、関係者には朗報となった。主催する日本将棋連盟の谷川浩司会長は「低学年が増えており、来年、再来年が楽しみ」と話した。

 小学生以下が対象となる同大会は、「JTプロ公式戦」に併せて開催され、ここまで10地区で6533人が参加していた。

 会場で、「将棋の教育的効用」について講演した日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺(あじみね)隆幸さんは「操作一つでリセットできるゲームに飽きて、人と人が直接向き合って勝負に勝つうれしさ、負けた悔しさを味わいたいと思う子が増え、親も将棋の魅力に気づき始めたのではないか」と、参加者が年々増加している背景を分析する。

 一般の将棋教室でも、同様の傾向があるようだ。佐々木勇気五段ら多くのプロ棋士を輩出している柏将棋センター(千葉県柏市)が開く子供将棋教室の参加者は、前年に比べ3割程度増加した。主宰の石田和雄九段は「将棋は奥が深いおもしろいゲーム。頭脳の活性化にもいい。親の理解と自らの意思でやってみようという子が目立つ」と話している。(藤田昌俊)

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