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「神岡は研究人生の全て」 ノーベル賞の梶田さんが凱旋会見

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「神岡は研究人生の全て」 ノーベル賞の梶田さんが凱旋会見

笑顔で会見する東大教授の梶田隆章さん=5日、岐阜県飛騨市の同大宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設(草下健夫撮影) 笑顔で会見する東大教授の梶田隆章さん=5日、岐阜県飛騨市の同大宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設(草下健夫撮影)

 今年のノーベル物理学賞受賞が決まった東京大教授の梶田隆章さん(56)が5日、研究生活を送った同大宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設(岐阜県飛騨市神岡町)で受賞決定後初めて会見し、「神岡は私の研究人生の全て」と感慨を語った。

 梶田さんは同施設の実験装置「スーパーカミオカンデ」の観測で素粒子ニュートリノの質量を発見し、ノーベル賞に輝いた。教職員や学生約50人に拍手で迎えられ、花束を受け取ると「こんなにたくさんの人が出迎えてくれるとは」と笑顔を見せた。

 会見では「大学院生になってから、ここをベースに研究してきた。今回の受賞は共同研究の成果であり、ここにいる皆さんと喜びを分かち合いたいと思っていた」と話した。

 スーパーカミオカンデでは、ニュートリノの謎を探る研究が今も続いている。「これまで世界をリードしてきたが、今後もやれることは全てやり、宇宙の物質の起源の解明に迫りたい」と意欲を見せた。

 同研究所の所長を務める立場から、「次世代を担う若い研究者が心底、研究に打ち込めるようにするのが責務。それがなければ日本の科学の将来は楽観できない」と気を引き締めた。

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