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乳幼児の4種混合ワクチン不足 厚労省が対応検討

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乳幼児の4種混合ワクチン不足 厚労省が対応検討

 乳幼児に接種される「4種混合ワクチン」が医療現場で不足していることが1日、分かった。ワクチンを製造するメーカー2社のうち、市場の6割を占める1社が出荷を停止しているためだ。4種混合は生後3カ月以降、無料で接種できる定期接種として計4回接種されるが、品薄が続けば無料の対象期間に打てない可能性があり、厚生労働省も対応を検討している。

 4種混合ワクチンは、ジフテリア、百日ぜき、破傷風、ポリオの4種類の病原体に対応する。国内では化学及血清療法研究所(化血研)と阪大微生物病研究所(阪大微研)の2社が製造しているが、約64%のシェアを持つ化血研で、国の承認を得たものと異なる製造方法でワクチンを製造していたことが発覚。厚労省は安全性が確認されるまで同社のワクチンの出荷停止を指示している。

 化血研のワクチンを販売するアステラス製薬は「このままだと11月中旬に在庫がなくなる」とする。医療現場ではすでに品薄となっており、阪大微研のワクチンを販売する田辺三菱製薬は「需要は高まっており、子供たちが接種機会を逃すことがないよう供給の努力をしている」と話す。

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