産経ニュース

児相、親権停止申し立て23件 両親が子への輸血拒否、障害児を登校させず 「医療ネグレクト」も

ライフ ライフ

記事詳細

更新


児相、親権停止申し立て23件 両親が子への輸血拒否、障害児を登校させず 「医療ネグレクト」も

 虐待から子供を守るため、親権を最長2年間停止できる制度に基づき、児童相談所長が平成26年度、親権停止を家庭裁判所に申し立てたケースは15自治体で23件あった。このうち今年3月までに親権停止が認められたのは17件だった。

 厚生労働省は8日、申し立て事例の一部を公表。ある児童は輸血が必要だったが、父母が宗教的な理由で輸血を拒否したため、医療機関から通告を受けた児相が家裁に申し立てを行った。別のケースでは障害のある児童を父母が登校させず、施設や児相の関与を拒否。訓練治療が必要との医師の判断を受けて一時保護し、家裁へ申し立てた。いずれも家裁で親権停止が認められたという。こうした行為は「医療ネグレクト」と呼ばれ、状況によっては児童に生命の危険がある。

 親権停止は24年の民法改正で導入された。家裁が親権を剥奪する「親権喪失」と比べ、親から子供を引き離しやすくする制度で、24年度は27件、25年度は23件の申し立てが行われている。

「ライフ」のランキング