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【産経Health】「ミネラル入り麦茶」 毎日飲んで熱中症予防

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【産経Health】
「ミネラル入り麦茶」 毎日飲んで熱中症予防

ミネラルを含む食品

 5月に入り真夏日が記録され、熱中症が気になる季節になった。

 熱中症とは、暑い環境下で体内の水分やミネラルのバランスが崩れ、体内の調整機能が低下して発症する健康障害のこと。一時的な失神などを起こす「熱失神」、筋肉のけいれんなどを起こす「熱けいれん」、集中力や判断力の低下を起こす「熱疲労」、言動が不自然になる「熱射病」に分けられる。

 熱中症に関する研究を赤穂化成や伊藤園と共同で行ったノザキクリニック(兵庫県加古川市)の野崎豊院長は「体外に熱を放出できないと熱中症になる。高温下では部屋を閉め切らず風を通す。また、帽子をかぶったり、首にスカーフを巻いていると熱が発散しにくい。水分をしっかり取ること」と注意を呼びかける。

 共同研究では、人間の体内で作ることができず食物から取り込まなければならないミネラルに注目し、水分と同時に摂取できるミネラル入り麦茶が熱中症対策に有効であることを確認した。成人男女32人を被験者として、ミネラル入り麦茶とミネラルを含まない麦茶各500ミリリットルを6カ月間継続飲用させ一定量の血液の通過時間を測定。結果はミネラル入り麦茶を飲用したほうが、血液のサラサラ効果が高まり血流の改善傾向がみられ、短い通過時間だった。

 野崎氏は麦茶にも「胃腸を和ませ血液を冷やす働きがある」と指摘。全国麦茶工業協同組合専務理事、満留(みつどめ)幸男氏は「胃に優しい抗酸化作用や気分を落ち着かせる香り成分も含む」と話す。

 ミネラルは毎日継続して取ることが重要で、身体が暑さに慣れるためには2~3カ月かかるため、今からミネラルの補給を心掛けたい。野崎氏は「就寝中に500ミリリットル~1リットルの汗をかくので就寝前と起床時に200~250ミリリットルのミネラル入り麦茶を飲むといい。睡眠中の熱中症対策にもなる」とアドバイスする。

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