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直木賞作家の車谷長吉氏が死去

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直木賞作家の車谷長吉氏が死去

車谷長吉さん

 「赤目四十八瀧(あかめしじゅうやたき)心中未遂」などで知られる直木賞作家の車谷長吉(くるまたに・ちょうきつ、本名・嘉彦=よしひこ)氏が17日、誤嚥(ごえん)による窒息のため亡くなった。69歳。

 昭和20年、兵庫県生まれ。慶応大学卒業後、広告代理店や出版社、料理店などで働きながら私小説を書き続け、自身の生い立ちなどを題材にした「鹽壺(しおつぼ)の匙(さじ)」で平成5年、芸術選奨文部大臣新人賞と三島由紀夫賞を受賞。10年に初の長編「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞、13年に「武蔵丸」で川端康成文学賞を受けた。

 16年には、雑誌「新潮」に発表した私小説「刑務所の裏」に実名で登場させた人物から名誉毀損(きそん)で訴えられ、その後和解したが、17年に私小説作家としての廃業を宣言した。

 妻は、詩人の高橋順子さん。

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