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【解答乱麻】健全な育児のために…もう少しずつ、変える努力を ジャーナリスト・細川珠生 

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【解答乱麻】
健全な育児のために…もう少しずつ、変える努力を ジャーナリスト・細川珠生 

 英国のウィリアム王子とキャサリン妃の第2子、シャーロット王女の誕生には、世界中が歓喜した。私が何より印象的と感じたのは、やはり出産から9時間半で母子が退院をされたことだ。わが身を振り返っても出産から9時間後はまだベッドの上から動けなかったし、生まれたばかりのわが子もフニャフニャで、夫ともども恐る恐る抱き上げるというような状況だった。

 いくら風習や諸制度の違いがあるとはいえ、母子ともにとても人前になど出られるような状況ではなかったと思うと、キャサリン妃の美しさやその裏にある母としての強さ以上に、子供を育てるということの考え方の違いを痛切に感じたのである。

 ウィリアム王子夫妻は、英国の一般家庭と同じように育児・教育をなさりたいという意向だとよく耳にする。報道によれば、王子も、出産予定日前後から約6週間の育児休暇を取られるとのこと。王室ならいくらでも手伝いは得られると思うが、“王子の育休取得”は、英国の一般家庭と同じような育児の実践に他ならない。またこれが産後9時間半のスピード退院にも結び付き、日本とは医療制度の違いなどがあるとはいえ、英国では日帰り出産も普通ということにも納得できる。

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