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ロンドンから東京へのレガシー(上) 英国らしい文化五輪

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ロンドンから東京へのレガシー(上) 英国らしい文化五輪

英南東部の海岸で行われた「Peace Camp」という平和と愛の詩のアートプロジェクト (ベネディクト・ジョンソン氏提供)

 【寄稿】芸術文化プロデューサー・柳沢晶子

 オリンピックは世界最大のスポーツイベント。だが、同時に文化の祭典でもあることをご存じの読者は多くないかもしれない。近代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタンの理想を反映した五輪憲章は「スポーツ、文化、教育の融合」をオリンピズムの第1の根本原則とし、その第5章は開催国が文化プログラムを実施することを義務づけている。1992年のバルセロナ大会からは4年間の文化オリンピアード(文化五輪)となり、多彩な文化プログラムを計画するようになった。

 2012年夏、私が住むロンドンでスポーツの世界記録をめぐって熱い火花が散らされたが、一方で文化五輪のハイライトともいえる大規模な国際芸術祭「ロンドン2012フェスティバル」が全国で展開されていた。

 「一生に一度の経験」を約束したロンドン文化五輪が4年間で実施したイベント総数は約18万件。アスリートと同じ204の国と地域から計4万人のアーティストが参加し、延べ4340万人が体験した。総予算1億2660万ポンド(約230億円)と過去最大規模となり、5000を超える新しい作品が誕生した。

 ほんの一握りだが、英国らしさを出しつつ世界を意識したプログラムを見てみよう。

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