産経ニュース

【健康の指針】食事コレステロールもう気にしなくていい? 「血中濃度と無関係」 厚労省は抑制目標値「撤廃」

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【健康の指針】
食事コレステロールもう気にしなくていい? 「血中濃度と無関係」 厚労省は抑制目標値「撤廃」

寿司ネタではイカやイクラがコレステロールが高い。しかし、もう気にする必要はなさそうだ

 心筋梗塞などのリスクを高める「脂質異常症」の原因として、悪者扱いされてきた食品に含まれるコレステロール。過剰摂取を避けるために摂取が制限されてきたが、世界的に見直しが検討されている。ただ、健康診断などのときに食事のコレステロールを控えるように言われた人も多いだろう。本当に気にしなくても大丈夫なのだろうか。(平沢裕子)

目標量を撤廃

 厚生労働省は今年4月改訂の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で、これまで成人は男750ミリグラム、女600ミリグラムを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃した。摂取基準には、国民の健康の維持・増進や生活習慣病予防などを目的として、各栄養素の摂取量が決められていた。コレステロールについては摂取基準ができた平成16年から目標量を設けていた。撤廃について、厚労省栄養指導室は「目標量を設定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため」と説明する。

 コレステロールは、細胞膜を構成する成分で、ホルモンや胆汁酸の原料にもなっており、生きていくのに欠かせない脂質。健康診断で「コレステロールが高いですね」といわれるのは血中コレステロールのことだ。血液中のコレステロールの量が多いと、血管の内側にたまって動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞などの危険が高まるといわれている。

「ライフ」のランキング