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【書評】児童書『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』長野ヒデ子作

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【書評】
児童書『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』長野ヒデ子作

■愛する気持ちが続いてこそ

 おばあちゃんは昔からおばあちゃん? 子供のころ、誰もが一度は思うギモン。この絵本で、おばあちゃんは子供を愛する気持ちがずうっと続いてはじめて、おばあちゃんになるのだと知った。

 おばあちゃんはおかあさんと違う。あんまりガミガミ言わないし、話を聞いてくれるし、急がせない。でもおばあちゃんはいつも手を動かして、家の仕事をこなしてくれる。怒ったりせず、どっしり構えている、それがおばあちゃん。

 絵本には、トンチンカンだったり、おしゃれだったり、おでかけばっかりしていたり、元気で少しヘンなおばあちゃんがいっぱい登場する。そう、おばあちゃんとは、ひとくくりにはできないほどユニークな存在なのだ。

 名作『おかあさんがおかあさんになった日』『おとうさんがおとうさんになった日』で読む人の胸をいっぱいにした長野ヒデ子さんは、今は孫をもつ立派なおばあちゃん。やっぱりご当人、おばあちゃんのこと、すごく分かってる。(童心社・1300円+税)  (小川記代子)

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