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逢坂剛さん「まねではなく、私なりの平蔵を」 西條奈加さん「甘い物は幸せな気分にしてくれる」 吉川英治文学賞・新人賞 受賞の2人が会見

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逢坂剛さん「まねではなく、私なりの平蔵を」 西條奈加さん「甘い物は幸せな気分にしてくれる」 吉川英治文学賞・新人賞 受賞の2人が会見

受賞決定後に写真撮影に応じる逢坂剛さん(左)と西條奈加さん 

 第49回吉川英治文学賞(吉川英治国民文化振興会主催)と第36回同新人賞が今月発表され、受賞を決めた2人の記者会見が東京都内で行われた。

 「ここ数年は若くて馬力のある人が取っていた賞なので、私はすでに卒業したかな?との気持ちもなくはなかった。本当に寝耳に水でした」と、ベテランらしい感想をもらしたのは吉川英治文学賞を射止めた逢坂剛(おうさか・ごう)さん(71)だ。

 受賞作『平蔵狩り』(文芸春秋)は、池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」シリーズで広く愛された、火付盗賊改方の長谷川平蔵を主人公にした連作集。心理描写を徹底して排したハードボイルドタッチで、新たな魅力をそなえた平蔵が描かれる。

 「池波さんの後を追うのでは意味がない。まねをするのはある意味簡単かもしれないが、それでは本当の精神に達することはできない。私なりの平蔵を描こうと思った」と語った逢坂さん。単行本の装画と挿絵を手がけた父の中一弥さん(104)にも触れ、「子供のころから親父(おやじ)の絵を見て育ったが、作家になってから見ると、『ただの画家ではない』というのが分かってくる。私の小説の絵だけは描けるうちは描いてほしい」と話した。

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