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【日本の議論】貧しい子供の「1人食」改善に尽力する「食堂」の思い 集まる子供たちから見える現代の「母子家庭像」

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【日本の議論】
貧しい子供の「1人食」改善に尽力する「食堂」の思い 集まる子供たちから見える現代の「母子家庭像」

「要町あさやけ子ども食堂」の様子。ちゃぶ台を囲み、大勢で食事をする=1月7日、東京都豊島区(本文とは関係ありません)

 家庭の事情から1人で食事をする子供が増えている。母子家庭が多く、昼食を取らず菓子で済ましていたり、夕食がコンビニなどの弁当だったりするという。長期の休みが終わるとやせて学校に戻ってくる児童がいて、「給食がなく家庭に食事を任せると粗食になりがち」と周囲から心配される声も。そんな状況を少しでも改善しようと、ボランティアらによる「食堂」が注目されている。安価に手作り料理を振る舞うが、そうした活動の中から見える現代の母子家庭像とは…。(村島有紀)

1食300円の手作り料理

 東京都豊島区の「要町あさやけ子ども食堂」。子供たちが食事をする部屋は2つあり、ちゃぶ台3つの和室と、大テーブルのある洋室だ。定年後に自宅を開放しているのは、山田和夫さん(66)。

 現在、第1、第3水曜の午後5時半から午後7時まで、一食300円で手作りの夕食を提供している。30人分の食事を大勢のボランティアが手伝い、児童や幼稚園・保育園児を連れた親子や、誘われた児童らがやってくる。野菜中心でバランスの取れたメニューを心がけているという。

 山田さんは「どんな理由でここに来ているか、私たちからはあえて聞かない。誰かとご飯を食べたくなったとき、ふらりと気軽に入れる食堂がいい」と話す。

 みな、おいしそうに食べながら会話もはずむ。

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