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【天皇陛下81歳】宮内庁「80歳超」理由にご会見質問数を削減要望 お考え知る機会減少、国民との接点確保も検討必要

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【天皇陛下81歳】
宮内庁「80歳超」理由にご会見質問数を削減要望 お考え知る機会減少、国民との接点確保も検討必要

81歳の誕生日を前に、宮殿・石橋の間で会見される天皇陛下=19日(代表撮影)

 天皇陛下が誕生日に際し、質問に答える形で自らの考えを述べられる記者会見。ここ10年の会見は質問3問とご回答への関連質問という形式だったが、宮内庁は今年、質問を2問に減らし、関連質問も取りやめるよう宮内記者会に強く求めた。

 宮内庁が質問削減の理由に挙げたのは、「80歳を超えたご年齢にふさわしいご活動のあり方が必要」との考え方だ。宮内庁は、陛下が80歳の傘寿(さんじゅ)を機に同庁側とお仕事の軽減について話し始められていることを明らかにした上で、その実例として秋の園遊会でのルート短縮、11月23日の宮中祭祀(さいし)「新嘗祭(にいなめさい)」での「暁(あかつき)の儀」お出まし取りやめなどを挙げた。

 この1年も大きな健康上の問題もなく公務に取り組まれたことも強調したが、「各行事の意義を踏まえながらも、ご活動の総量を減らしていくことが必要だ」(宮内庁幹部)としている。

 一方で、ご臨席行事での「お言葉」が平成21年から原則取りやめとなるなど、国民が陛下のお声を聞く機会は減少している。宮内庁の山本信一郎次長は「記者会見は質問に答える形で国民にお考えを話される貴重な機会」とも述べている。今後は、ご負担とのバランスを取りながら、陛下と国民の心をつなぐ機会を確保する工夫が求められる。

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