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多様化するシニアの居場所 くつろげる書店や喫茶店増加

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多様化するシニアの居場所 くつろげる書店や喫茶店増加

「60歳以上の大人クリエイター」による日替わりのトークイベント。若い世代も引きつけた=東京都渋谷区の代官山蔦屋書店

 昭和22~24年に生まれた「団塊の世代」が今年で65歳以上となり、高齢者に仲間入りした。現役を退き、時間に余裕のできた人たちをターゲットに「居心地の良さ」をキーワードにした場所やサービスが広がっている。(寺田理恵)

 ◆ビンテージが魅力

 シニアに人気の場所の一つが、オープン3周年を迎えた「代官山蔦屋書店」(東京都渋谷区)。木の床と本棚を基調とするインテリアが落ち着いた雰囲気を醸す。書店らしくない、ほの暗い売り場のあちらこちらに椅子が置かれ、客がくつろいでいる。

 評判を聞き、仕事の合間に立ち寄ったという東京都板橋区の50代の男性会社員は「必要な本を探すというより、店内を回遊しながら本との出合いを楽しむ場所。あえて探させるような並べ方なので、わくわく感がある」と楽しげだ。

 同店は、団塊の世代を中心とした50代以上を「プレミアエイジ」と位置付けており、広報担当者は「家にいるような居心地の良さを体感していただける」と語る。

 品ぞろえにも特徴がある。店内は文学やアート、建築、車、料理、旅行の各ジャンルの専門書店のような6つの売り場で構成。他の書店にはないビンテージブック(価値の高い古本)も並べる。

 こうしたやり方が若い世代をも引きつけ、おしゃれなスポットとして知られるようになった。同店が3周年を記念し、日替わりで著名な作家や建築家らを招いて開催した「60歳以上の大人クリエイター」によるトークイベントには、世代を超え、若者も集まった。

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