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中高年に多い「変形性膝関節症」 痛み我慢すると悪化招く…早めの治療を

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中高年に多い「変形性膝関節症」 痛み我慢すると悪化招く…早めの治療を

 中高年の多くが感じている膝の痛み。膝の関節を保護している軟骨がすり減り、痛みが出る「変形性膝関節症」が原因のことが多いという。痛みを我慢して悪化させてしまうケースも目立つ。早期の治療で症状の進行を防ぎたい。(油原聡子)

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◆女性に多い

 変形性膝関節症は、加齢や肥満などが原因で起こる病気だ。膝にかかる衝撃を吸収する軟骨が、長期間使われることですり減り、骨が変形をきたす。けがなどが原因のこともある。

 実際に症状のある患者は約1千万人、潜在的な患者は約3千万人と推定されている。男女比は1対4で女性に多く見られるのが特徴だ。

 最初は立ち上がるときや歩き始めるときなど動作のし始めに痛みが出る。進行すると、安静時にも痛むようになり、膝を伸ばしたり曲げたりする動作が難しくなる。骨と骨がぶつかり合い、激しい痛みを感じるようになる。関節内に水がたまり、腫れることもある。

 東京都足立区の苑田会人工関節センター病院の杉本和隆病院長は「膝の痛みは我慢したからといって治ることはない。早めに受診して、適切な治療を受けてほしい」と話す。

 症状が軽ければ、必要に応じて薬物療法や、膝関節を支える筋肉を鍛える運動療法、サポーターなどを使って体重のかかる場所を変えて膝への負担を軽減する装具療法が行われる。

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