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【学力テスト】八重山が牽引、沖縄躍進 小学校、最下位から6位に 「高知に学べ」現場の意識改革

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【学力テスト】
八重山が牽引、沖縄躍進 小学校、最下位から6位に 「高知に学べ」現場の意識改革

 25日に結果が公表された全国学力テストでは、都道府県別の平均正答率で過去6回、最下位クラスに低迷してきた沖縄の“躍進”が目立った。小6算数Aで全国平均を大きく上回ってトップ10入りを果たすなど、小学校で大幅に改善。昨年度に最下位層を脱した高知も同水準を維持。定着してきた下位の固定化が解消され始めた。

 平成19、20年=最下位▽21年=41位▽22年=46位▽24、25年=最下位-。これは沖縄の過去6回の小6算数Aの順位だが、4回も最下位に沈むほど低迷してきた。ところが、今回は初めて全国平均を2・8ポイントも上回り、6位に躍進。国語Aも昨年度の46位から32位、国語Bも最下位から32位、算数Bも46位から34位へと、いずれも上昇した。

 県関係者によると、要因の一つは、八重山地区(石垣市、与那国町、竹富町)の正答率上昇にあるという。教科書問題で揺れた同地区は、県内6地区で「学力は不動の6位」といわれてきた。だが県の独自集計によると、今回は初めて全科目で県平均を上回り、順位も上位に入ったという。

 同地区で児童生徒数が最も多い石垣市の玉津博克教育長は就任翌年の23年度から学力向上プロジェクトを推進。全校で毎朝、読み、書き、計算の反復練習を徹底し、授業改善にも力を入れた。家庭には生活改善を促し、各公民館では家庭学習を支援した。玉津氏は「低学力の原因についての犯人捜しをやめ、学校、家庭、地域がそれぞれ責任感を持つ教育システムが奏功したのでは」と話す。

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