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【“男性力”を磨く】(1)AGA 精神面のサポート+継続治療

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【“男性力”を磨く】
(1)AGA 精神面のサポート+継続治療

小林一広院長

 発毛や薄毛とはその医学的定義が抽象的で、且つ主観的なものなので、男性型脱毛症(AGA)治療を施す側と受ける側がその効果を同じようなレベルで実感するのは意外と難しいものです。

 そこでAGA治療には髪の悩みに応える精神面のフォローが必要だという思いから、日々の外来では8割がこうした精神面についてで、毛髪に関することは2割程度と言っても過言ではありません。AGA治療に携わるのは一般に皮膚科や形成外科の専門医が多いのですが、私自身の専門は精神医学なのです。

 現在、認可されているAGA治療薬は、医者の処方が必要な内服薬のフィナステリド(商品名プロペシア)と外用薬で一般大衆薬であるミノキシジル(商品名リアップ)の2種類。

 治療の結果、細く短くなってしまった髪が、太く長く戻ればよいのですが、その効果には個人差が大きく出現してしまいます。AGAには頭頂部が薄くなるO型と前頭部から薄くなるM型とがありますが、治療効果には部位による差も認められます。

 脱毛予防のためにマッサージをしすぎて頭皮を傷つけたり、薄毛を気にしすぎること自体が過度なストレスとなったりしては、何にもなりません。

 AGA治療は、しかるべき医療機関に相談して、精神面のサポートをうけながらきちんとした治療を継続することが重要なのです。(メンズヘルスクリニック東京院長 小林一広)

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 男性が若々しさを維持し、健康に毎日を過ごしていくため、各専門分野の医師に5回にわたってアンチエイジング医療について語ってもらう。

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