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【解答乱麻】学校が抱え込まず社会に目を バッカーズ寺子屋塾長・木村貴志

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【解答乱麻】
学校が抱え込まず社会に目を バッカーズ寺子屋塾長・木村貴志

 毎年6月は、バッカーズ寺子屋、バッカーズ九州寺子屋の卒塾の時期だ。1年間の30日ほどの学びを経て、見違えるほどたくましくなった小学5年から中学3年の塾生たちは、堂々と卒塾証書を受け取り、原稿も見ずに、自分の心からの思いと考えをスピーチして巣立っていく。保護者の方からも次のような感想をいただいた。

 《卒塾文集の中で特に印象的だったのは、小学生・中学生の皆さんが、「学ぶ」ということに対して実はとても貪欲であるということです。入塾の動機からしても、ただ単に『おもしろそう』というのではなく、「生きていく上で本当に必要な、実際的な何かを教えてもらえるかも」との予感をすでに持っておられる塾生もいますし、塾生たちを子供扱いせず、ド真剣に指導される塾長やスタッフの姿に魅了され、信頼したうえで、安心して貪欲に自分たちの『知りたい』ことについての学びを深めていったのだということが良く分かりました。

 この年代の子供たちに対して、「人の話をちゃんと聞けない」「スマホやゲームにばかり夢中になって、全く肝心なことを学んでいない」と決めつけるのは、周りの大人たちが、子供たちに対して、彼らが本当に必要とし、欲している課題を与えていないということに過ぎないのかもしれないと大いに反省致しました。彼らが本当に世の中の多くの曖昧な事項に対する正しい判断を必要としたときに、きちんとその指針を示せるような大人でいることが私たちの責任であると痛感しました。どの塾生も、自分の言葉であふれる思いを文章にできていたところがとても良かったです(以下略)》

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