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正しい和食の食習慣学んで 新潟・三条市 試験的に学校給食の牛乳中止へ

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正しい和食の食習慣学んで 新潟・三条市 試験的に学校給食の牛乳中止へ

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 学校給食には適切な栄養の摂取による健康の保持増進の役目もある。牛乳は成長期の児童生徒のカルシウムの供給源として提供されている。カルシウムは現代の子供たちに不足している栄養素で、カルシウムを多く含むだけでなく、体への吸収率も高い牛乳はカルシウム不足を補うのに欠かせない食品だ。同市は牛乳中止の期間は小魚や海藻類、緑黄色野菜、大豆製品などで補うとしている。

 三重県桑名市は平成18年、それまで弁当だった中学校で新たに給食を開始。最初の8カ月間は牛乳が調達できず、牛乳なしの給食だった。「牛乳が出せなかったときは、副食で牛乳分のカルシウムを賄おうとしたが大変だったようだ。子供たちのためのよりよい給食のために牛乳は外せない」(同市教育委員会学校教育課)

 日本乳業協会の石原哲雄常任理事は「牛乳はビタミン群も豊富で、1本加えることで食事全体の栄養バランスが良くなる。子供たちの健康のためにも給食で牛乳を出してほしい。献立上難しければ、コメを炊く水を牛乳にしたりミルク豚汁にしたりして料理で使うことも考えてもらいたい」と話す。

 三条市は子供たちの反応や食べ残しの量を調べたうえで、27年度以降の牛乳の扱いを決めたいとしている。

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【用語解説】学校給食

 学校給食法の施行規則では、給食を「完全給食(パン、または米飯などとおかず、牛乳)」「補食給食(主に牛乳とおかず)」「ミルク給食(牛乳のみ)」に分類、いずれも牛乳が含まれている。このため、牛乳がない食事は「区分上、給食でなくなる可能性はある」(文部科学省)。三条市の場合、1食分の給食費は小学校250円、中学校300円で、牛乳代は1パック(200ミリリットル)48円34銭。牛乳の価格は競争入札で決まるという。

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