産経ニュース

メルセデス・ベンツS450に試乗 “新直6エンジン”にメルセデスのこだわりをみた

GQ JAPAN GQ JAPAN

記事詳細

更新


メルセデス・ベンツS450に試乗 “新直6エンジン”にメルセデスのこだわりをみた

 じつはこのISGを使ったシステムは、スズキの「S−エネチャージ」と同様のものだ。最大の違いはスズキが従来からの12Vシステムであるのに対して、メルセデスは定格電圧を高度な制御が可能な48Vにしたこと。いま欧州メーカー各社は電気システムを12Vから48Vへと移行する開発を急いでおり、S450は48Vシステムを搭載した日本上陸第1号車というわけだ。

 ISGの効果は絶大で、エンジン始動時のぶるるんという振動がほとんどない。アイドルストップからの再始動も実にスムーズだ。アイドリング回転数もおよそ500回転でぴたっと安定しており、エンジンがかかっていることを忘れてしまうほどだ。

 V8エンジンを搭載するS560と比較試乗したが、スタート時の力強さは明らかにS450が上回っている。モーターのアシスト効果によってほとんどエンジン音がすることなしに瞬時にトルクが立ち上がるのだ。まるで電気自動車のようだった。

 加速もV8エンジンになんら遜色ない。新型直6エンジンは、ターボとスーパーチャージャーの2つの過給機を載せている。ターボが働きにくい低回転域では48Vの電力をいかしたスーパーチャージャーがエンジンの応答性を高める。そして中~高回転域はツインスクロール式ターボが稼働して、大パワーを発揮する。希少な直6エンジンというだけでなく、それにモーター、スーパーチャージャー、ターボがかかっくる豪華さだ。

続きを読む

このニュースの写真

  • メルセデス・ベンツS450に試乗 “新直6エンジン”にメルセデスのこだわりをみた