産経ニュース

911至上主義からの脱却? ポルシェ「ケイマン GT4 クラブスポーツ」に試乗

GQ JAPAN GQ JAPAN

記事詳細

更新


911至上主義からの脱却? ポルシェ「ケイマン GT4 クラブスポーツ」に試乗

 太いスリックタイヤを使い切る、という領域まではとても攻め込めなかったが、それでも“脚が地に着いた感触”は凄まじく濃厚だ。驚愕したのは、その乗り味が飛び切りスムーズだったことだ。縁石にちょっと乗り上げた程度では、そのショックをまったくと言って良いほど伝わってこない。

 あれ? これだったらもっとパワーがあってもいいじゃない! と、最後は調子に乗ってそんなことすら感じたりしているうちに、5周という与えられた周回数はアッと言う間に終了となった。

 純正仕様のクラブスポーツ

 そんなマンタイレーシング謹製のクラブスポーツから、次はポルシェのモータースポーツ部門が手掛けた“純正仕様”のクラブスポーツへと乗り換える。

 ボディ・カラーも同様で一見しての印象は近いものの、こちらは異なるレースカテゴリーを狙うため、フロントフードやドアは基本的に量販モデルと同様のスペックである。パワーウインドウやエアコンも作動する。

 とはいえ、不要なものをすべて外したキャビン内は、やはりスパルタンな印象で、ピュアなレーシング・モデルといっても違和感のない装いだ。ロールケージを潜り抜け、頭部保護形状を備えたバッケットシートに沈んでドライビング・ポジションを決める。

 車重はクラブスポーツMRよりもわずかに10kgほど重いが、量販型GT4よりは40kg軽い1300kg。エンジンのコンディションによるものか駆動ギア比が異なっていたせいか、絶対的な加速力はこの日乗った“3種類のGT4”の中で、このモデルが最も優れていた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 911至上主義からの脱却? ポルシェ「ケイマン GT4 クラブスポーツ」に試乗