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【聴きたい!】クラシック名盤 ペルト:鏡の中の鏡 心を慰め解き放たれる響き

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【聴きたい!】
クラシック名盤 ペルト:鏡の中の鏡 心を慰め解き放たれる響き

ペルト:鏡の中の鏡 ペルト:鏡の中の鏡

 一昔前、“癒やしの音楽”というジャンルがはやったことがある。疲れた心、傷ついた心は、おのずと慰めを音楽に求めるものらしい。

 エストニア出身の現役作曲家、アルボ・ペルトが生み出す音楽は、どれも聴き手の耳を澄まさせ、包み込むような優しさを持つ。大音響やとげとげしい響きとは正反対の音楽。そして俗っぽさ、安っぽさはみじんも感じられない。さながら“現代の宗教音楽”か。

 ちょうど40年前に発表された「鏡の中の鏡」は、バイオリンとピアノのために書かれた10分ほどのごく単純な音楽。だが、その響きの中に身を置くと、心は自然に開き、わだかまりや心配事は解き放たれる。不思議な時間が流れていく。

 スピバコフほかの演奏で(製品番号UCCE-9516)。(モーストリー・クラシック 編集部 寺田俊也)

 ユニバーサル 1728円

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