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大江千里、ポップ時代の代表曲をジャズで デビュー35周年記念盤「Boys&Girls」

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大江千里、ポップ時代の代表曲をジャズで デビュー35周年記念盤「Boys&Girls」

「今は第二の青春時代」という大江千里(寺河内美奈撮影) 「今は第二の青春時代」という大江千里(寺河内美奈撮影)

 47歳のときジャズを学ぶために渡米したミュージシャンの大江千里(58)が円熟味を増している。デビュー35周年記念盤「Boys&Girls(ボーイズ・アンド・ガールズ)」ではポップ歌手時代の代表曲を、ジャズのピアノ演奏でカバー。起伏に富んだキャリアが多彩な表現力となってにじみ出ている。大江は「悩み苦しむ過程を乗り越えてきた」と会心の笑みで語る。(竹中文)

 目の奥が冷淡…

 1980~90年代は「十人十色」「格好悪いふられ方」「ありがとう」など多くのヒット曲を世に出したポップ歌手だった。それでも40代半ばを過ぎて東京都港区の六本木ヒルズ周辺を散歩していたとき、ショーウィンドーに映り込む自分の姿を見て、はっとした。「笑ってみても目の奥の方が冷淡だったんです」

 最愛の母や一緒に上京を目指した友人、愛犬を相次いで亡くし、自分の人生について考えを巡らせる機会が増えていた頃だった。人生は一度きり。後悔はしたくない。やり残したことはないか-。そう自問していて「ジャズを本格的に学ばないままで逝くのは嫌だなと思ったんです。10代半ばの頃に、レコード店で(米ジャズピアニスト)ビル・エヴァンスやセロニアス・モンクら巨匠のアルバムと出合い、ジャズにのめり込んだ。ジャズの勉強をするのが夢だった」。

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