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【鑑賞眼】関西テレビ放送「サメと泳ぐ」 軽妙でダーク、演出に工夫

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【鑑賞眼】
関西テレビ放送「サメと泳ぐ」 軽妙でダーク、演出に工夫

脚本家志望のガイ(田中圭、右)は豪腕プロデューサーのバディ(田中哲司、左)にこき使われる (引地信彦撮影) 脚本家志望のガイ(田中圭、右)は豪腕プロデューサーのバディ(田中哲司、左)にこき使われる (引地信彦撮影)

 千葉演出はジャズで場面転換をつなぎ、軽妙でダークなエンターテインメントに仕立てた。その場にいない人物を別空間に登場させて、目に見えない影響を暗示するなど、細かい工夫を施す。冒頭のシルエットシーンはガイの豹変(ひょうへん)への、ドーンが散乱させたまま放置される花束は結末への、それぞれ巧妙な伏線となる。

 哲司はコミカルな面も見せながら横暴なボス像を造形。圭は終盤に向けて変化をつけたが、野心を秘めた二面性の深みが欲しい。

 9日まで、東京都世田谷区の世田谷パブリックシアター。兵庫・福岡など巡演。(演劇評論家 小山内伸)

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