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【鑑賞眼】関西テレビ放送「サメと泳ぐ」 軽妙でダーク、演出に工夫

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【鑑賞眼】
関西テレビ放送「サメと泳ぐ」 軽妙でダーク、演出に工夫

脚本家志望のガイ(田中圭、右)は豪腕プロデューサーのバディ(田中哲司、左)にこき使われる (引地信彦撮影) 脚本家志望のガイ(田中圭、右)は豪腕プロデューサーのバディ(田中哲司、左)にこき使われる (引地信彦撮影)

 野望が渦巻くハリウッドの内幕を描いた映画の舞台化。商業主義か芸術か、仕事か恋愛か。価値観がぶつかり合う中で嘘や駆け引き、中傷が錯綜(さくそう)し、映画業界の非情が浮かび上がる。マイケル・レスリー上演台本。千葉哲也演出。徐賀世子(じょ・かよこ)訳。

 人を人とも思わぬ豪腕プロデューサーのバディ(田中哲司)の下で、アシスタントとしてこき使われる脚本家志望のガイ(田中圭)は、良質の映画を志向する女性プロデューサーのドーン(野波麻帆)と恋人になる。にわかに会長から、興行成績よりも作品の質を求められたバディは、ドーンが進めていた企画を取ってくるよう、ガイに命じる。

 純粋だったはずの恋愛がビジネスに利用され、関係がゆがんでゆく。憎むバディに、ガイがいつしか近づいてしまう展開が面白い。ただし、終盤のどんでん返しにはいささか無理がある。

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