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バーンスタイン生誕100年 「ウエストサイド」など大きな遺産 8月25日、ゆかりのタングルウッドで記念コンサート

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バーンスタイン生誕100年 「ウエストサイド」など大きな遺産 8月25日、ゆかりのタングルウッドで記念コンサート

第1回パシフィック・ミュージック・フェスティバルのリハーサルを行うバーンスタイン。笑顔は病身を感じさせない(平成2年、PMF組織委員会提供) 第1回パシフィック・ミュージック・フェスティバルのリハーサルを行うバーンスタイン。笑顔は病身を感じさせない(平成2年、PMF組織委員会提供)

 今年は、米国を代表する指揮者で作曲家のレナード・バーンスタインの生誕100年。平成2年に第2回高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞し、「ウエストサイド物語」など親しみやすく情熱的な指揮で世界中の観客を魅了したバーンスタインの作品が世界中で演奏されている。その足跡を振り返る。(江原和雄)

                  

 レニー(バーンスタインの愛称)は、1918年、米マサチューセッツ州で生まれ、ハーバード大学、カーティス音楽院で学んだ。

 その名が一躍知られたのは、ニューヨーク・フィルの副指揮者だった43年11月14日のことだ。急病となった独出身の指揮者、ブルーノ・ワルター(1876~1962年)の代役に抜擢(ばってき)され、「ドン・キホーテ」(R・シュトラウス)などを指揮。欧州出身の指揮者が大半の当時、25歳の米国人指揮者の出現は、一大センセーションを巻き起こした。

 58年、米出身指揮者として初めて、ニューヨーク・フィルの音楽監督に就任。日本では61年、弟子の小澤征爾(82)を同フィルの副指揮者として同道し、来日公演を開いた。当時、小澤はバーンスタインの印象を「ごく気さくな人で、つき合いのいい人情家というところがあって、いい意味での典型的なアメリカ人」(「ボクの音楽武者修行」から)と書いている。

 多くの弟子を育てたが、NHK交響楽団首席指揮者を務めるエストニア出身のパーヴォ・ヤルヴィ(55)もその一人。「バーンスタインのような素晴らしい指揮者になるには、どれほど音楽を知らなければならないか、またどれほどのことをしなければならないかを思い知らされるとともに、そこに至る道は長いということを改めて感じ取った」と話している。

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