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介護を考える 映画「毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル」監督が語る認知症ケアと死

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介護を考える 映画「毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル」監督が語る認知症ケアと死

映画「毎日がアルツハイマー」完結編から。関口祐加監督(左)と母の宏子さん(C)2018 NY GALS FILMS 映画「毎日がアルツハイマー」完結編から。関口祐加監督(左)と母の宏子さん(C)2018 NY GALS FILMS

 認知症の母親との日々を記録するドキュメンタリー映画監督がいる。関口祐加(ゆか)さん(61)だ。「毎日がアルツハイマー」と題したシリーズで2作を公開。深刻になりがちな在宅介護を笑い飛ばしながら考えさせる内容は、反響を呼んだ。3作目「ザ・ファイナル 最期に死ぬ時。」も公開を控える。これが最終作で、テーマはずばり「死」。関口監督に話を聞いた。

認知症を笑おう

 --過去2作は、認知症のイメージを変えた、と言われた

 「『認知症の母親を撮るなんて』と眉をひそめられました。家族が認知症になったら絶望的、隠す、みっともない-という空気を、ひっくり返すのは大変だった。スタッフすら『毎日がアルツハイマー』ってタイトル、『こんなふざけて、いいの?』と思っていたほど。認知症を、笑っちゃおうって内容ですから」

 --1作目(平成24年)では、82歳のお母さんの異変に気づいた監督が、29年住んだオーストラリアから帰国し、横浜市の実家で一緒に暮らし始める日々を追った

 「母は優等生タイプで、友人にはなれそうもない。その距離感が、被写体としてはいい。1作目が母と私のミクロな世界で、認知症と向き合った。2作目(26年)で、英国発の『パーソン・センタード・ケア』(PCC)に出合った。これは認知症の人を尊重し、その立場になってケアするという、私が唯一無二と考える認知症ケアの理念ですす」

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