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「国立映画アーカイブ」来月誕生 シネマの殿堂、念願の独立 職員数、財政面では課題も

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「国立映画アーカイブ」来月誕生 シネマの殿堂、念願の独立 職員数、財政面では課題も

国立映画アーカイブとなる東京国立近代美術館フィルムセンター 国立映画アーカイブとなる東京国立近代美術館フィルムセンター

 全国で6番目の国立美術館として、4月に「国立映画アーカイブ」(岡島尚志・初代館長)が誕生する。これまで東京国立近代美術館の1部門だったフィルムセンターが独立して、映画専門の美術館としてスタートを切ることに期待する声は多い。その意義と課題について探ってみた。(藤井克郎)

                  

 「映画は、過去のものも現在も、今ここにあることが決して当たり前のことではないと、映画にかかわる人間は強く意識している。一方で、多くの人たちに活用する道が開けていなければ、ないのも同然ということを、現場にいる人間は深く理解しています」

 2月、東京都中央区のフィルムセンター本館で行われた国立映画アーカイブ設置の記者会見で、同センター主幹のとちぎあきらさんは熱く語りかけた。

 フィルムセンターの独立は、関係者にとっては遅すぎるくらいだった。この日の会見でも、これまでの経緯を説明した東京国立近代美術館の神代浩館長から、何度か「ようやく」の言葉が飛び出した。「社会全体の理解を得るまで時間がかかった。そもそも映画が文化として認知されているのか、という議論があった」と打ち明ける。

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