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【環球異見・中国、習近平政権長期化へ】ニューヨーク・タイムズ(米国)「独裁モデルを輸出」 

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【環球異見・中国、習近平政権長期化へ】
ニューヨーク・タイムズ(米国)「独裁モデルを輸出」 

11日、北京の人民大会堂で開会中の中国全人代で、憲法改正案に投票する習近平国家主席(ロイター) 11日、北京の人民大会堂で開会中の中国全人代で、憲法改正案に投票する習近平国家主席(ロイター)

 中国の習近平国家主席は、第13期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議で国家主席の任期上限を撤廃する憲法改正を行い、政権の長期化を図っている。米仏やインドの新聞はこれを独裁への動きととらえ批判的に報じた。米紙は中国モデルの世界への拡散を危惧し、仏紙は経済開放が民主化を促すという幻想が葬られたと指摘した。インド紙は、独裁に対抗するため民主主義国家が連携するよう訴えている。

 トランプ米大統領が民主主義の規範を含めた「自由な国際秩序」を守る指導者の役割を果たそうとしない中で、習氏が独裁体制を確立すればアジア、アフリカ、欧州に中国型の全体主義的な統治モデルを広めることになるのではないか。米メディアの多くは、軍事、経済以上に思想面での影響力を及ぼそうという意図に着目し、「任期撤廃」が意味するところを伝えている。

 ニューヨーク・タイムズ紙は2月28日付の社説で、米国や同盟国は経済発展が成し遂げられれば政治的な自由化につながると期待して、第二次大戦後に西側が作った政治、経済システムに中国を統合しようとしてきたが、習氏の任期撤廃の動きによって、「そのような政策が失敗だったと証明された」と失望感を示した。習氏は逆に法の支配に基づく自由な秩序に挑戦し、「自らを終身の皇帝にしようとしている」とした。

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