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【東日本大震災7年】林家たい平、今年も石巻落語会 思い出の地に届け続ける「笑顔」

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【東日本大震災7年】
林家たい平、今年も石巻落語会 思い出の地に届け続ける「笑顔」

石巻で復興支援の落語会を続ける林家たい平(飯田英男撮影) 石巻で復興支援の落語会を続ける林家たい平(飯田英男撮影)

 東日本大震災からあすで7年。落語家の林家たい平が、津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市で、震災直後から毎年、落語会を開いている。今年も4月に開催することになっており、たい平は「暮らしが日常に戻るまで石巻に行き続ける」という約束通り、被災地に笑いを届けている。(栫井千春)

                   

 「震災直後は皆さん、落語どころじゃなかった」

 たい平が震災後初めて石巻入りしたのは地震発生から1カ月たったころ。石巻は学生時代、飛び込みで落語を披露した老人ホームで笑い声に励まされ、プロの落語家になることを決意した思い出の場所だった。東京から車に支援物資を積み、自ら運転して石巻に着いたが、あまりの惨状に言葉を失った。

 何をしたらいいかわからぬまま避難所を回り、駅前でバスを待つ人たちに励ましの声をかけた。そんなとき、高齢の女性が「地震は怖かったけど、笑点のたい平ちゃんに会えてよかった」と、泣きながらすがりついてきた。落語家として何かできるかも、と気づかされた瞬間だった。落語はできなかったが、小学校で子供たちに落語のしぐさを披露した。返ってくる笑顔に救われた。

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