産経ニュース

【東日本大震災7年】鎌倉で「いのちてんでんこ」 被災者の記憶伝える仮面

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新

【東日本大震災7年】
鎌倉で「いのちてんでんこ」 被災者の記憶伝える仮面

「いのちてんでんこ」総演出の前川十之朗。手に持つ仮面は、被災地の高齢者と鎌倉の子供たちの“合作”だ 「いのちてんでんこ」総演出の前川十之朗。手に持つ仮面は、被災地の高齢者と鎌倉の子供たちの“合作”だ

 東日本大震災による津波被災者の思いを形にして記憶を風化させない、人と人のつながりの大切さを伝えたい-。そんな思いを込めたミュージカル「いのちてんでんこ」が10日、神奈川県鎌倉市の鎌倉芸術館で開かれる。

 「いのちてんでんこ」は、津波で壊滅的な被害を受けた市の若い職員が主人公。避難所の世話係になり、被災者と向き合いながら、地域のつながりを支える郷土の文化や芸能の大切さに目覚めていく。

 公演の総演出を担当する前川十之朗(じゅうじろう)は、ミュージカルパフォーマンス集団「未國(みくに)」の演出家。平成23年の震災発生時はドイツで活動していたが24年に帰国、4月から岩手県大船渡市を拠点に宮城県から岩手県にかけての三陸沿岸で、震災被害の聞き取り調査に携わった。

 明るく振る舞っている人ほど悲しみを秘めている。つらい体験をあえて話すのは他地域の人にそんな思いをしてほしくないから-という被災者の思いを感じ取った前川は、恩返しのためにもと、証言を基にしたミュージカルを企画。25年に横浜で「いのちてんでんこ」を初演した。

続きを読む

関連ニュース

「エンタメ」のランキング