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美に生きた王が夢見た英雄 東京二期会「ローエングリン」 21日から

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美に生きた王が夢見た英雄 東京二期会「ローエングリン」 21日から

ワーグナー「ローエングリン」の演出をする深作健太(右) ワーグナー「ローエングリン」の演出をする深作健太(右)

 ドイツ・オペラを代表する作曲家、ワーグナー(1813~83年)の歌劇「ローエングリン」が、映画監督の深作健太による演出で、声楽家団体の東京二期会の公演として21日から東京文化会館(台東区上野公園)で上演される。

 白鳥の騎士、ローエングリンと世継ぎ殺しに問われた公女との悲劇を深作は、ワーグナーの信奉者で自らローエングリンとなることを夢想したバイエルン国王、ルートビヒ2世(1845~86年)の回想として語りかけ、壮麗で優美な響きの向こうに英雄とは何かを問いかける。

 深作は「仁義なき戦いシリーズ」「蒲田行進曲」などで知られる映画監督、深作欣二の長男として昭和47年に東京で生まれた。父がメガホンを取った平成12年の「バトル・ロワイアル」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受け、3年後に制作された「バトル・ロワイヤルII【鎮魂歌】」では完成を待たずに急逝した父の跡を継いで監督デビューしている。

 父の求めに応じて劇中曲のアイデアを提案するなど音楽に精通し、オペラの演出は27年に舞台上演版での日本初演となったリヒャルト・シュトラウス「ダナエの愛」に続いて2作目となる。今回も音楽に込められた登場人物の心理を丹念に読み取り、ドラマの世界を今に生きる人間の問題として提起し、深い示唆を与える。

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