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【広角レンズ】今なぜか人形アニメ 「ぬくもり」で包む重いテーマ

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【広角レンズ】
今なぜか人形アニメ 「ぬくもり」で包む重いテーマ

 人形などを1こまずつ動かして撮影するストップモーション・アニメーションが注目を浴びている。10日には児童虐待という重いテーマを扱った「ぼくの名前はズッキーニ」が公開された。15日開幕のベルリン国際映画祭でも、日本を舞台にした話題作が上映される。映像技術が進化する中、昔ながらの手作り感あふれるアニメーションがなぜもてはやされるのか。 (藤井克郎)

 ▼弱さ、未熟さ

 「ストップモーション・アニメーションは、いったん撮ったら後戻りできないし、動きもぎこちない。でも多様な感情を表現でき、キャラクターが持っている弱さ、未熟さを描くには最適だと思う」と「ぼくの名前はズッキーニ」を手がけたスイスのクロード・バラス監督(45)は語る。

 スイスとフランス合作の66分の中編アニメ。孤児院に預けられた少年の友情と冒険を描いたこの作品は、世界最高峰のアニメの祭典、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で2016年、最優秀作品賞を獲得し、世界中で高い評価を得た。児童虐待や育児放棄といった厳しいテーマを抱え、「人形を使うことで、実写で撮るよりも、より柔らかく描くことができたということはあったかもしれません」とバラス監督は認める。

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