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【鑑賞眼】歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」 高麗屋3代襲名で幕開け

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【鑑賞眼】
歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」 高麗屋3代襲名で幕開け

 歌舞伎座開場130年。高麗屋(松本幸四郎家)の親、子、孫3代襲名で幕を開けた。九代目幸四郎改め二代目松本白鸚(はくおう)、七代目市川染五郎改め十代目幸四郎、四代目松本金太郎改め八代目染五郎。初代白鸚襲名時に続く、直系3代同時襲名は歌舞伎界で2度目。2月も続く。

 披露演目は、昼に「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」から「車引」で新幸四郎が松王丸できりきりと登場。梅王丸の中村勘九郎、桜丸の中村七之助と3兄弟ながら敵味方に分かれいがみ合う荒事様式の見得が、心躍る清新さだ。続く「寺子屋」は一転、この歌舞伎名作の成立時代を踏まえた“悲しみの美学”を堪能させる。主への恩義のためわが子を犠牲にした松王丸に新白鸚。愁い全面の静謐(せいひつ)な芝居で、葬送の場が優しく美しい名場面になった。松王丸女房千代に中村魁春(かいしゅん)、武部源蔵に中村梅玉(ばいぎょく)、源蔵女房戸浪に中村雀右衛門(じゃくえもん)、園生の前で坂田藤十郎。市川猿之助(えんのすけ)が涎(よだれ)くり与太郎で元気に顔見せ。

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