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異色の法廷劇「TERROR-テロ-」、評決は 弁護士役・橋爪功が奮闘

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異色の法廷劇「TERROR-テロ-」、評決は 弁護士役・橋爪功が奮闘

有罪か無罪か。「役者としても興味がある」と話す橋爪功(春名中撮影) 有罪か無罪か。「役者としても興味がある」と話す橋爪功(春名中撮影)

 テロリストに乗っ取られた旅客機を撃墜した戦闘機パイロットは、罪に問えるのか。重いテーマを問う法廷劇「TERROR-テロ-」が16日から、東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。無罪・有罪の2種類の結末が用意され、どちらが上演されるかは当日、観客の投票で決まる異色の劇にベテラン俳優、橋爪功が弁護士役で挑む。

 この劇を橋爪は「読み物として完成されている。役者(として出演するの)じゃなかったら、この芝居、見たいと思いますよ」と表現する。TERRORはドイツの作家フェルディナント・フォン・シーラッハ作。森新太郎演出で、日本語版で初演される。テロリストが乗客164人のドイツ国内線旅客機を乗っ取り、7万人がサッカー観戦中のスタジアムに墜落させようとする。その直前に旅客機を撃墜し、乗員乗客全員を死亡させた戦闘機パイロットが罪に問われ、法廷で裁かれる。

 検察官と対決、パイロットの無罪を勝ち取ろうとする弁護士が橋爪の役どころ。「人を救うために無辜(むこ)の人を殺すことは有罪。だが、そうせざるを得なかった状況や動機をどう判断するか、法律は対応せず中ぶらりんになっている。今度の芝居はそこが争点。役者としても悩ましい」と、法廷劇の難しさを語る。

 観客も傍観者たることを許されない異色の劇。評決の行方は果たして。検察官に神野三鈴、裁判長に今井朋彦、戦闘機パイロットに松下洸平ほか出演。28日まで。問い合わせは(電)03・3477・5858。(栫井千春)

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