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【映画深層】「多メディアの時代だから、映画館に人を連れ戻したい」手塚眞監督30年ぶり「星くず兄弟」の理由

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【映画深層】
「多メディアの時代だから、映画館に人を連れ戻したい」手塚眞監督30年ぶり「星くず兄弟」の理由

映画「星くず兄弟の新たな伝説」を撮った手塚眞監督(藤井克郎撮影) 映画「星くず兄弟の新たな伝説」を撮った手塚眞監督(藤井克郎撮影)

 パソコンソフトや動画サイトといった最先端のメディアにも果敢に取り組んできた手塚眞監督(56)が、劇場用映画にじっくりと向き合った。1月20日公開の「星くず兄弟の新たな伝説」は、1985年の商業映画デビュー作「星くず兄弟の伝説」の30年後を、さまざまな娯楽の要素を詰め込んで作り上げた意欲作だ。若手から大物まで多彩な出演陣によるSFファンタジーで西部劇でロックミュージカルという、何でもござれのにぎやかさだが、「僕らが今、映画って面白いんだよと一生懸命に言わないと、みんな自発的には映画を見なくなってしまうんじゃないか」と危機感を募らせる。

SFと西部劇のロックミュージカル

 実は記者は、この映画の撮影現場を見学している。2015年の12月、東京・渋谷のダンスフロアで、主人公のカンとシンゴが出会う場面のロケが行われていた。薄暗いラウンジに大音量の音楽が流れ、まばゆいばかりのスポットライトが飛び交う中、前作の「星くず兄弟の伝説」で主役を演じた高木完(56)と久保田慎吾(59)が握手を交わす。ミュージシャンとして活躍する2人だが、前作から30年後の同じ役で、再び役者として相まみえた瞬間だった。

 「これが10年後、20年後だったら、多分やらなかったと思う。30年ぐらいたつと、こういう映画の存在価値に改めて気づいて、もう1本くらい作ってもいいかなという気がしたんです」と、手塚監督は2人の演技を楽しそうに見つめながら語っていた。

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