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【花形出番です】「成長」披露したい新春公演 歌舞伎俳優・中村種之助(24)(4)

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【花形出番です】
「成長」披露したい新春公演 歌舞伎俳優・中村種之助(24)(4)

中村種之助さん(飯田英男撮影) 中村種之助さん(飯田英男撮影)

 新春は2日から、東京・浅草公会堂での「新春浅草歌舞伎」に出演します。

 若手の登竜門といわれる恒例の公演で、頂くお役も大きい。僕は2年ぶりの出演ですが、「帰ってきた」という感覚ではなく、この2年間でいろいろな経験を経た今の自分の限界をお見せしたい、という気持ちです。

 第1部(開演午前11時)では、「義経千本桜 鳥居前」の源義経を演じます。義経の華やかな品格と役の人間性を大切に。立ち回りが見どころの演目ではありますが、日本人なら誰もが知るヒーローですから、落ち延びるさまと心情がにじむように勤(つと)めたいです。

 さらに第2部(同午後3時)は、舞踊「操り三番叟(さんばそう)」で三番叟を演じます。お正月に(祝儀物の)三番叟を踊らせていただけるのは、本当にうれしい。

 操り人形の三番叟が、見えない糸で操られて踊るという趣向です。糸が見えるような動きのリアルさも、大切にしたい。

 「京人形」では、彫物師甚五郎(坂東巳之助)の女房おとくを勤めます。おとくは、旦那さんがほれた花魁(おいらん)の人形を彫って喜んでいるのを、温かく見守る心の広い奥さん。夫婦でありながら、母親のような愛情で、おおらかに演じたいです。2作とも人形の所作事(舞踊)ですが、片方は糸で操られているさまが、一方は魂が宿るという違いも、お楽しみいただきたいです。(談)

                   

 公演は26日まで。(電)0570・000・489。=おわり

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