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【回顧2017】伝統芸能 多様な新作が誕生した歌舞伎、発信拠点「観世能楽堂」オープン…次代への布石続々

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【回顧2017】
伝統芸能 多様な新作が誕生した歌舞伎、発信拠点「観世能楽堂」オープン…次代への布石続々

 伝統芸能界は、“次代への布石”を感じさせる動きが目立った。新たな才能の参入やイベントを仕掛ける攻めの姿勢が、一定の成果を挙げたと言える。

 歌舞伎では、古代インドの叙事詩に取材した「マハーバーラタ戦記」はじめ、多様な新作が誕生。国際的に活躍する宮城聰が歌舞伎を初演出し、戦いに明け暮れる人の世の無常を、伝統的手法を踏まえつつ、エスニックな音楽や後半のスピーディーな展開で、記憶に残る作品に仕上げた。新作はほかに、蓬莱竜太作・演出の「夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし)」や、野田秀樹作・演出の「野田版 桜の森の満開の下」など。

 襲名と、未来を担う小さな歌舞伎俳優の活躍も客席を沸かせた。1月の市川右團次・右近親子に続き、5月には坂東彦三郎一家が襲名。2月には中村勘九郎の息子たちが、それぞれ勘太郎、長三郎を名乗って初舞台を踏み、5月には尾上(おのえ)菊五郎の孫で寺島しのぶの長男、寺嶋真秀(まほろ)が初お目見えを果たした。市川海老蔵の長男、堀越勸玄(かんげん)も7月、初宙乗りに挑戦。

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