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大林宣彦監督「花筐 HANAGATAMI」 「大嘘から出たまこと描く」

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大林宣彦監督「花筐 HANAGATAMI」 「大嘘から出たまこと描く」

戦争の時代を生きる若者たちの恋と友情を描く 戦争の時代を生きる若者たちの恋と友情を描く

 大林宣彦監督(79)が檀一雄の短編を映画化した「花筐/HANAGATAMI」が16日から全国順次公開される。肺がんで一時は余命3カ月といわれた大林監督が心血を注いだ2時間49分の大作だ。大林監督は「戦時中を懸命に生きた青年たちの覚悟と断念を描いた」と語る。(岡本耕治)

 戦争が題材の「この空の花~長岡花火物語」、「野のなななのか」に次ぐ3部作の最新作だ。人物と背景が不自然に合成された映像、赤や青のどぎつい照明、大仰な俳優の芝居…と、いつにも増して奇抜な作風。戦争が間近に迫る閉塞(へいそく)感の中、懸命に生きる若者たちを、大林監督は驚くほどの熱量で描き出す。

 原作は昭和11年、檀が日中戦争に召集される前年に書かれた。映画では、時代を16年の太平洋戦争勃発の年に置き換えている。

 「この原作を愛した三島由紀夫は、当時の若者には不良になる自由と誰かを愛する自由しかなかった、と言っている。僕は原作の放蕩(ほうとう)無頼の美学に感動した」と原作の魅力を語る。

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