産経ニュース

「ビジランテ」入江悠監督 地域社会の闇を大衆娯楽へ昇華

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新


「ビジランテ」入江悠監督 地域社会の闇を大衆娯楽へ昇華

3兄弟の心の闇が明らかに… 3兄弟の心の闇が明らかに…

 現代日本の縮図ともいえる社会派の題材を大衆娯楽に昇華させた。9日公開の「ビジランテ」は、「SR サイタマノラッパー」の入江悠(ゆう)監督(38)が、オリジナルの脚本で地域や家族と個人とのかかわりに切り込んだ意欲作だ。「最近は社会との接点を描いた日本映画がすごく少なくなった気がする。もうちょっと多様性があってもいいなと思っていました」と入江監督は指摘する。

 ビジランテとは自警団の意味。ある地方都市を牛耳ってきた大立者が死に、広大な土地が残される。次男で自警団のリーダーを務める市議会議員の二郎(鈴木浩介)は、風俗店の雇われ店長の三男、三郎(桐谷健太)から相続の了承を得るが、家出をしたまま音信不通だった長男の一郎(大森南朋(なお))が帰ってきて…。

 政治と裏社会との癒着や不法滞在の外国人問題なども絡み、物語は深い闇を伴って推移していく。夜のシーンの映像は徹底的に暗さを追求し、効果的に使用される音楽は和のテイストを用いて日本的なまがまがしさを想起させる。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「ビジランテ」入江悠監督 地域社会の闇を大衆娯楽へ昇華

「エンタメ」のランキング