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海老一染之助さん、急性肺炎で死去 日本のお正月を彩り続けた傘回し芸

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海老一染之助さん、急性肺炎で死去 日本のお正月を彩り続けた傘回し芸

「お染ブラザーズ」の愛称で親しまれた海老一染之助さん(右)と染太郎さん。兄弟芸で日本を明るくした(1998年4月撮影) 「お染ブラザーズ」の愛称で親しまれた海老一染之助さん(右)と染太郎さん。兄弟芸で日本を明るくした(1998年4月撮影)

 また、50代で糖尿病を発症。薬には頼らず、ウオーキングや食事療法で血糖値を抑えていたが、次第に体力が衰え、約4年前に仕事から引退。3年前から体調を崩し入退院を繰り返していた。

 染之助さんは東京・新宿区生まれ。1945年、10歳のときに落語家の父から勧められ2歳上の兄、染太郎さんと二代目海老一海老蔵に入門した。12歳で初舞台を踏み、染之助さんは傘回しを担当。成人後は正月になるとテレビの演芸番組に出演して頭角を現した。

 「おめでとーございまーす」「いつもより余計に回しております」と染太郎さんがはやす声に合わせて、染之助さんが軽快に傘を回す。日本テレビ系「笑点」にも出演し、お染ブラザーズの愛称で若い世代にも人気を広げ、新春の風物詩としても国民に親しまれた。

 「弟は肉体労働、兄は頭脳労働、これでギャラは同じ」の決めぜりふで観客を笑わせた兄、染太郎さん。大好きだった兄の死後、他の芸人から「新コンビを組もう」と誘われたこともあったが、「染太郎と歩んだ人生を忘れられない」と断り仕事を続けてきた。

 今ごろは天国で兄と再会し、満面の笑みで傘を回しているに違いない。

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