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【ステージ 芸】中村雀右衛門「奥州安達原」の袖萩に挑戦 11月歌舞伎

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【ステージ 芸】
中村雀右衛門「奥州安達原」の袖萩に挑戦 11月歌舞伎

「父(四代目雀右衛門)が手がけなかったお役にも、挑戦したい」と話す中村雀右衛門(宮川浩和撮影) 「父(四代目雀右衛門)が手がけなかったお役にも、挑戦したい」と話す中村雀右衛門(宮川浩和撮影)

 最大の見せ場は、袖萩が両親に不孝をわび、祭文を語る場面。実際に舞台上で三味線を弾くが、雀右衛門は単なる演奏ではないと表情を引き締める。

 「不幸が束になってくる状況で、三味線が鳴ることが大切。生き抜く強さ、情の深さなどいろいろなものを表現していると思います」

 昼はほかに「鯉つかみ」「直侍」。夜は「仮名手本忠臣蔵 五・六段目」「新口村(にのくちむら)」「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」。

 11月1~25日。(電)0570・000・489。

                   

 ■新歌舞伎2名作

 松緑は祖父(二代目松緑)と父(初代辰之助=三代目松緑)が当たり役にしていた山本有三作「坂崎出羽守」に挑む。

 大坂夏の陣で、猛火の中から徳川家康の孫・千姫(中村梅枝(ばいし))を救い、顔に大やけどを負った出羽守。しかし約束された千姫との縁談はかなわず、容姿への劣等感にも苦しみ、悲惨な末路をたどる。

 「幼少の頃、父の出羽守を見て素晴らしい作品だと思った。出羽守の内面の葛藤が表れ、子供心に“ほの暗い情念”に魅入られた。出羽守の執着を少しでも出せれば」。不器用過ぎる男の愛情と屈辱に、並々ならぬ思いを寄せる。

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