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神武東征 美しき交声曲再び 「海道東征」2月2日、大阪でコンサート

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神武東征 美しき交声曲再び 「海道東征」2月2日、大阪でコンサート

2016年10月3日夜、大阪府大阪市北区のザ・シンフォニーホールは「海道東征」の荘重な調べで満たされた(安元雄太撮影) 2016年10月3日夜、大阪府大阪市北区のザ・シンフォニーホールは「海道東征」の荘重な調べで満たされた(安元雄太撮影)

■日本人の心に迫る表現力

 「海ゆかば」の作曲者としても知られる作曲家、信時潔は交声曲「海道東征」を皇紀2600年(昭和15年)の奉祝曲として作曲した。日本を代表する作曲家として戦前戦中、作曲依頼が絶えず、残した「海道東征」や「海ゆかば」は、時代を映し、切り取る名曲として現代にも響く。

 曲は、バッハやヘンデルを理想にした西洋音楽の豊かな音色を持ちながら、日本の雅楽や古謡などの旋律、響きも取り入れ、日本の文化を鮮やかに奏でる。その音楽は、日本人の感情に強く訴えかけてくる。

 来年、大阪でその感動を再び体験できる。演奏するのは、平成27年の「海道東征」復活公演で大きな感動を巻き起こした大阪フィルハーモニー交響楽団。日本を代表する老舗オーケストラが、圧倒的な表現力でこの曲のドラマ性を十分に伝えてくれるだろう。

 時に物語を紡ぐ語り部として、時に勇敢な兵士として、この神武東征の勇壮な物語を牽引する合唱には引き続き、大阪フィルハーモニー合唱団があたる。北原白秋が国の歴史を思い、平和を祈るように紡いだ麗しい歌詞に魂を込める歌手陣には、日本を代表するソプラノ、幸田浩子さんら実力者がそろった。

 今回の指揮者は山下一史さん。ドイツ留学後、20世紀を代表する指揮者のカラヤンのアシスタント、スウェーデンのヘルシンボリ交響楽団首席客演指揮者を歴任するなどヨーロッパでのキャリアを着実に積み重ねる一方、国内ではオペラや日本人作曲家作品への深い理解で多くの感動を生み出してきた。山下さんのタクトは、交声曲「海道東征」に込められた意味、思いを改めて鮮明に浮かびあがらせてくれるだろう。

 主催 産経新聞社

 共催 大阪フィルハーモニー協会

 協賛 滋慶学園グループほか

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